介護の仕事に就くためには必ず資格が必要となる訳ではありません。無資格でも要介護者の衣類を洗濯したり介護施設の清掃をしたりする生活援助の仕事ができます。しかし、要介護者の身体に直接触れる身体介護については、資格が必要です。介護の資格としては介護福祉士が有名ですが、介護福祉士の資格は一定期間の実務経験がないと取得できません。未経験者でも取得できる介護の資格には、介護職員初任者研修や介護職員実務者研修があります。
こうした介護資格は、独学だけでは取得が困難です。なぜなら、座学だけではなく実習を経ないと資格を取得できないからです。そこでおすすめなのが、民間の通信講座を利用して勉強すること。通信講座では、資格取得のために最低限必要な知識を効率的に教えてくれるネット講義を配信します。講師を担当するのは、介護現場の実務経験が豊富な専門家です。ネット環境さえ整っていれば、自宅などどこでも聴講できることが通信講座の特徴といえるでしょう。
さらに、講義を聴いてわからないところがあれば、チャットやメールで講師に質問することもできます。そして、チューターが聴講生の学習の進捗状況をチェックし、メールで激励の言葉をかけてくれます。途中で挫折しそうになっても、スタッフから励まされて最後までやり遂げることができた修了生は少なくありません。これに加えて、通信講座では、ネット講義だけでなく実習のスクーリングも受けられるため、介護に必要な実践的スキルを身につけることが可能です。それから、学費についても、雇用保険利用者であれば、教育給付金制度により国家から授業料の補助を受けることができるので、積極的に利用することをおすすめします。